きれ‐じ【切れ字】
連歌・俳諧の発句で、句中または句末に用いて、句に曲折をもたせたり、特別に言い切る働きをしたりする語。終助詞や用言の終止形・命令形などが多い。「や」「かな」「けり」など。
きれ‐じ【切れ痔/裂れ痔】
肛門(こうもん)の粘膜が、硬い便の排出時などに切れる病気。排便時に激痛があり、ただれ・出血などもみられる。肛門裂創。裂肛。裂け痔。
きれじ‐じゅうはちじ【切れ字十八字】
連歌・俳諧で秘伝とされた18の切れ字。かな・もがな・し・じ・や・らん・か・けり・よ・ぞ・つ・せ・ず・れ・ぬ・へ・け・に。このうち、「せ」「れ」「へ」「け」は動詞の命令形語尾、「し」は形容詞語尾で...
きれっ‐と【切れっ処/切れっ戸】
登山で、山稜が深く切れこんで低くなっているところ。きりと。きれと。ギャップ。
きれっ‐ぱし【切れっ端】
「切れ端」に同じ。
き‐れつ【奇列】
奇数番目にあたる列。⇔偶列。
き‐れつ【亀裂】
亀の甲の模様のように、ひびが入ること。また、その割れ目。ひび割れ。「日照りで—を生じた水田」「親子の関係に—が入る」
き‐れつ【皸裂】
あかぎれ。亀裂。
きれ‐て【切れ手】
1 金ばなれのいい人。気前のいい人。「全体おまはんは粋(すい)の—ぢゃによって」〈洒・北川蜆殻〉 2 切れ者。敏腕家。やり手。「あの子はここの内中での—だといふぜ」〈洒・船頭深話〉
キレナイカ【Cyrenaica】
アフリカ北部、リビアの東半部を占める地方。中心都市ベンガジ。サヌーシー教団の本拠地。名称は古代ギリシャの植民都市キュレネに由来する。セレイナイカ。