きんこきかん【今古奇観】
中国、明代末の短編小説集。40巻。抱甕(ほうおう)老人編。「三言(さんげん)」「二拍(にはく)」から40編を選んだもの。江戸時代に伝来し、曲亭馬琴・都賀(つが)庭鐘や上田秋成らに影響を与えた。
きん‐こく【金穀】
金銭と穀物。「地頭を置きて地方の—を取扱はしめ」〈田口・日本開化小史〉
きん‐こく【謹告】
つつしんで申し上げること。公示や広告文の冒頭に用いる語。
きん‐こく‐もく【金剋木】
五行説で、金性が木性に剋(か)つこと。
きんこしだん【近古史談】
江戸後期の歴史書。4巻。大槻磐渓(おおつきばんけい)著。元治元年(1864)刊。近世初頭の武将の逸話などを集め、論評を加えたもの。
きん‐こじ【金巾子】
1 金箔(きんぱく)を押した巾子紙(こじがみ)。 2 「金巾子の冠(かんむり)」の略。
きんこじ‐の‐かんむり【金巾子の冠】
纓(えい)の揺れをおさえるために金巾子をつけた冠。もと、天皇が日常かぶっていたもの。金の冠。
きん‐こじり【金鐺】
金や金銅などで飾った鐺。
きん‐こつ【金骨】
世俗を超越した風格。仙骨。「先聖必ずしも—に非ず」〈正法眼蔵随聞記・一〉
きん‐こつ【筋骨】
筋肉と骨格。転じて、からだつき。「—たくましい青年」「—隆々」