音(ね)に立(た)・つ
声を立てる。また、声を出して泣く。「あしびきの山ほととぎす今日とてやあやめの草の—・てて鳴く」〈拾遺・夏〉
抜(ぬ)けば玉(たま)散(ち)る氷(こおり)の刃(やいば)
研ぎすまされた刀が輝くさまをいう言葉。活動写真の弁士が剣劇で用いた。
ぬめり【滑り】
１ ぬるぬるすること。また、ぬるぬるしたもの。「魚の—をとる」 ２ のらりくらりと放蕩(ほうとう)すること。 ３ 連歌・俳諧などで、平凡で見所のない句。また、「きぎす」を「きじ」という類の田舎言...
ぬぎ‐す・てる【脱（ぎ）捨てる】
［動タ下一］［文］ぬぎす・つ［タ下二］ １ 衣服や履物などを脱いでそのままにしておく。「コートを—・てる」 ２ 古い考え方や習慣などを捨て去る。「旧弊を—・てる」
ねんそ‐せつ【燃素説】
⇒フロギストン説
に◦けむ
［連語］《完了の助動詞「ぬ」の連用形＋過去の推量の助動詞「けむ（けん）」》きっと…ただろう。…てしまっただろう。「いづくには鳴きもし—◦けむほととぎす我家の里に今日のみそ鳴く」〈万・一四八八〉
ねた‐げ【妬げ／嫉げ】
［形動ナリ］ １ ねたましいさま。憎らしくて腹立たしいさま。「かくほかに歩けどさらに—にも見えずなどあれば」〈大和・一四九〉 ２ ねたましく感じられるほどすばらしいさま。りっぱであるさま。「ほと...
ノヤン【(モンゴル)noyan】
モンゴルの遊牧社会で、氏族長をさす称号。チンギス＝ハンの統一後は、領主・貴族・高級役人などをもさすようになった。
なん‐だ【何だ】
［連語］《「だ」は断定の助動詞》 １ 疑問を表す。「あの音は—」「それが—というんだ」 ２ 直接言うのがはばかられたり、適当な言い方が見つからなかったりする場合に、代わりに用いる語。「自分で言う...
はつ‐そら【初空】
《「はつぞら」とも》 １ 元日の空。《季 新年》「—のたまたま月をのこしけり／万太郎」 ２ 初めてその季節らしく感じられる空。「ほととぎす—、卯月一日は衣がへとて」〈浮・永代蔵・一〉
