くものぼひょう【雲の墓標】
阿川弘之の長編小説。昭和31年(1956)刊。太平洋戦争末期、特攻隊員として命を落とした海軍予備学生たちの苦悩を描く。
くも‐の‐みね【雲の峰】
夏、山の峰のようにそそり立っている雲。入道雲。《季 夏》
くも‐はく【雲箔】
雲がたなびいているさまに置いた金箔や銀箔。
くもはてんさいである【雲は天才である】
石川啄木の処女小説。生前は未発表。土岐善麿(ときぜんまろ)により校訂、大正8年(1919)「啄木全集第一巻小説編」に収録された。
雲(くも)は竜(りゅう)に従(したが)い風(かぜ)は虎(とら)に従(したが)う
《「易経」乾卦から》相似た性質を持った者どうしが互いに求め合う。りっぱな君主のもとにはすぐれた臣下が現れるということのたとえ。
くも‐ひじき【雲肘木】
雲形の肘木。雲斗(くもと)とともに飛鳥時代の建築に用いられた。雲形肘木。
雲(くも)一(ひと)つない
空がすっかり晴れて、たいへん天気がよいことのたとえ。
くも‐ひとで【蜘蛛海星】
クモヒトデ綱の棘皮(きょくひ)動物の総称。すべて海産で潮間帯の岩礁に多い。丸い体盤から5本の細い腕が伸び、腕は柔軟で切れやすいが再生する。腕が分岐しているテヅルモヅル、とげ状の突起のあるニホンク...
くも‐ほうでん【雲放電】
雷雲の内部、または雷雲と外部の大気との間で起こる放電。→対地放電
くも‐ま【雲間】
雲の切れているところ。雲の晴れ間。雲切れ。