くも‐がく・る【雲隠る】
[動ラ四] 1 雲の中に隠れる。くもいがくる。「渡る日の暮れぬるがごと照る月の—・るごと」〈万・二〇七〉 2 貴人の死ぬことをたとえていう語。「ももづたふ磐余(いはれ)の池に鳴く鴨を今日のみ見...
くも‐がくれ【雲隠れ】
[名](スル) 1 雲の中に隠れること。 2 姿を隠して見えなくなること。行方をくらますこと。「責任者は—した」 3 高貴な人が死ぬこと。お隠れになること。
(雲隠)源氏物語の巻名。巻名のみ...
くも‐がた【雲形】
たなびいた雲の形。また、それを描いた模様や彫刻。「—格子」
くもがた‐じょうぎ【雲形定規】
楕円・放物線・双曲線などの一部を組み合わせ、全体として雲のような輪郭になっている定規。曲線を描くのに用いる。うんけいじょうぎ。スプライン。
くもがた‐ひじき【雲形肘木】
⇒雲肘木(くもひじき)
くもがた‐るい【蛛形類】
⇒ちゅけいるい(蛛形類)
くも‐がみ【雲紙】
鳥の子紙の一。上に青、下に紫の雲形の模様があるもの。多く色紙・短冊に用いる。うちぐもり。
くも‐きり【雲霧】
雲と霧。雲または霧。うんむ。
くもきり‐ごにんおとこ【雲霧五人男】
雲霧仁左衛門を首領とする因果小僧六之助・素走り熊五郎・木鼠吉五郎・おさらば伝次の五盗賊。天保期(1830〜1844)の創作で、講釈・歌舞伎などに仕組まれた。
くもきり‐そう【雲切草】
ラン科の多年草。山地の林内に生え、高さ15〜20センチ。葉は楕円形で2枚が向き合ってつく。夏、淡緑色または暗紫色の花を10個くらい総状につける。