けしょう‐でん【化粧田】
中世および近世初期、上級武士の家で娘が嫁ぐとき、化粧料として持参した田地。江戸時代には農民の娘が嫁ぐ場合にもあった。けしょうだ。けわいだ。
けしょう‐なおし【化粧直し】
1 くずれた化粧を直すこと。 2 建物などの外観をきれいに直すこと。
けしょう‐なわ【化粧縄】
酒樽などの、装飾のためにかけた縄。
けしょう‐の‐いた【化粧の板】
鎧(よろい)の札(さね)と金具廻(かなぐまわり)をとじつけた上を飾る、染め革で包んだ細い横板。けしょういた。
けしょう‐の‐もの【化生の者】
ばけもの。へんげ。妖怪。「—なりとも、其数には洩れぬなるべし」〈鴎外訳・即興詩人〉
けしょう‐ばこ【化粧箱】
1 化粧道具を入れる箱。 2 進物品などを入れるために、装飾を施した箱。「—入りの缶詰セット」
けしょうばり‐ごうはん【化粧張り合板】
チーク・ローズウッドなど高級木材で作った薄い板を表面に意匠的に張り合わせた合板。
けしょう‐ひん【化粧品】
化粧に用いる品。ファンデーション・口紅・マスカラ・アイシャドーなどのメーキャップ化粧品、肌を整えるための基礎化粧品などがある。
けしょう‐ふで【化粧筆】
化粧をする際に用いる筆の総称。フェースブラシ、チークブラシ、リップブラシなど。
けしょう‐まく【化粧幕】
1 小紋を染めた幕。歌舞伎などで用いる。雑幕(ぞうまく)。 2 歌舞伎で、一人の俳優が次の扮装(ふんそう)に時間がかかるときなどに、つなぎに設ける一場面。