けちょう【化鳥】
泉鏡花の小説。明治30年(1897)、文芸雑誌「新著月刊」に掲載。著者初の口語体による小説で、全編が橋のたもとの番小屋で母親と二人で暮らす少年による語りとして書かれている。
けちょう‐ふう【化鳥風】
宝永(1704〜1711)ごろ、貞門末流の立羽不角(たちばふかく)らを中心に興った俳諧の流派。榎本其角(えのもときかく)の洒落風(しゃれふう)をさらに進めた卑俗な俳風で、邪道に走るものとして称せ...
けちょん‐けちょん
[形動]徹底的にやりこめるさま。さんざん。こてんこてん。「—にやっつける」
け‐ちらか・す【蹴散らかす】
[動サ五(四)]「蹴散らす」に同じ。「放水でデモ隊を—・す」
け‐ちら・す【蹴散らす】
[動サ五(四)] 1 けって乱し散らす。けちらかす。「子供が落ち葉の山を—・す」 2 追い払ってちりぢりにする。追い散らす。けちらかす。「立ちふさがる敵を—・す」
けち‐りん
(下に打消しの語を伴って用いる)非常にわずかなこと。ほんの少し。「おれが済みすましを付けたから—も間違(まちげえ)はねえ」〈滑・浮世風呂・四〉
けち・る
[動ラ五]《「けち」の動詞化》出しおしむ。けちけちする。「チップを—・る」
けちを付(つ)・ける
1 縁起が悪いと感じるようなことを、言ったりしたりする。「せっかくの門出に—・ける」 2 欠点を見つけて悪く言う。難癖をつける。「あれこれ—・けて縁談を断る」
けちん‐ぼう【けちん坊】
[名・形動]けちな人。また、けちなさま。しみったれ。しわんぼう。けちんぼ。「こんな—な人とは思わなかった」