け‐まい【化米】
⇒けべい(化米)
け‐まき【毛巻】
江戸後期から明治にかけての女性の髪形の一。丸髷(まるまげ)の一種で、髪を巻きつけて元結を隠すもの。未亡人や葬儀参列の女性が結った。
けま‐く
《過去推量の助動詞「けむ」のク語法》…(し)ただろうこと。…(し)たということ。「朝去らず行きけむ人の思ひつつ通ひ—は」〈万・四二三〉
け‐まつり【毛祭(り)】
猟師が獲物を捕ったあとで行う山の神の祭り。毛祝(けほがい)。
け‐まり【蹴鞠】
1 けって遊ぶのに用いる鹿革製のまり。 2 古代以来、貴族の間で行われた屋外遊戯。数人が革沓(かわぐつ)を履き、鹿革製の鞠を落とさないように、足の甲でけって受け渡しする。ふつう、鞠壺(まりつぼ)...
け‐まわし【蹴回し/蹴廻し】
着物・袴(はかま)・スカート・コートなどの裾回り全体の寸法をいう。
け‐まん【華鬘/花鬘】
仏前を荘厳(しょうごん)するために仏殿の内陣や欄間などにかける仏具。金銅・牛革製の円形または楕円形のものに、唐草や蓮華(れんげ)を透かし彫りにして、下縁に総状の金物や鈴を垂らすもの。
け‐まん【懈慢】
1 怠けること。なおざりにして努めないこと。怠慢。 2 「懈慢界(けまんがい)」の略。
けまん‐がい【懈慢界】
仏語。極楽往生の願いを自力で達成しようとする者が生まれる世界。快楽が多く、極楽浄土に生まれようとする本来の目的を見失うという。
けまん‐そう【華鬘草】
ケシ科の多年草。高さ約60センチ。葉は大きく、羽状複葉。晩春、淡紅色の心臓形の花を総状に垂らして咲く。中国の原産で、古くから観賞用に栽培される。ふじぼたん。たいつりそう。《季 春》「—咲きゐたら...