ぬぎ‐すべ・す【脱ぎ滑す】
[動サ四]着物を滑らせるようにして脱ぐ。「女も—・させ給ひてしかば、細やかなる姿つきいとをかしげなり」〈源・浮舟〉
のう‐の‐けさ【衲の袈裟】
「衲衣(のうえ)」に同じ。「暑げなる物、随身の長(をさ)の狩衣、—」〈枕・一二三〉
なま‐ぼし【生干し/生乾し】
魚や大根などを、十分に干し上げないこと。また、そのもの。
は・ぐ【矧ぐ】
[動ガ五(四)]矢竹に羽をつけて矢を作る。「矢を—・ぐ」
[動ガ下二]弓に矢をつがえる。「太刀抜き、矢—・げなどしけるを」〈徒然・八七〉
はキリシタン【破吉利支丹】
鈴木正三の著作。島原天草一揆の後、天草代官となった弟重成(しげなり)を補佐し、寛永19年(1642)頃に著したとされる排耶(はいや)書。
はこ‐くらげ【箱水母】
箱虫綱の腔腸(こうちょう)動物の総称。箱型の傘をもち、刺胞動物の中でも毒性が強い種類が多い。アンドンクラゲ・ハブクラゲ・ヒクラゲなど。立方クラゲ。
ハウラー‐ばし【ハウラー橋】
《Howrah Bridge》インド東部、西ベンガル州を流れるフーグリ川にかかる橋。州都コルカタとハウラーを結ぶ。1943年に建造された鋼鉄製のトラス橋。全長705メートル。川の流れを妨げないよ...
は・える【生える】
[動ア下一][文]は・ゆ[ヤ下二] 1 草木の芽が出る。また、草木が生育する。「土手につくしが—・える」「苔の—・えた庭」 2 歯やひげなどが出てくる。「毛が—・える」「角が—・える」
這(は)っても黒豆(くろまめ)
黒いものが這い出しても、虫であると認めず、黒豆であると言い張ること。間違っていても、強情に自説を曲げないことのたとえ。
のどよ・う
[動ハ四]細々として力のない声を出す。悲しげな声でなく。「飯炊(いひかし)くことも忘れてぬえ鳥の—・ひ居(を)るに」〈万・八九二〉