こと‐わ・る【理る】
[動ラ四]《「事割る」の意》物事の筋道をはっきりさせる。是非を判断する。「とりどりに—・りて、中の品にぞ置くべき」〈源・帚木〉
事(こと)を起(お)こ・す
1 事件を引き起こす。「—・して人を騒がす」 2 重大なことを始める。「今が—・す時期だ」
事(こと)を欠(か)・く
1 必要な物がなくて不自由する。不足する。「毎日食べる物にも—・いている」 2 ほかに適当なことがあるはずなのに、よりによってこんなことをする、という非難の気持ちを込めていう言葉。「言うに—・い...
事(こと)を構(かま)・える
争い事を起こそうとする。事を荒立てる。「境界のことで隣家と—・える」
事(こと)を好(この)・む
1 事件が起こるのを好む。変わったことが起こるのを待ち望む。「穏健で、—・まない」 2 風流を好む。一風変わったことを好む。「妻(め)なむ若く事好みて」〈源・夕顔〉
事(こと)を分(わ)・ける
筋道を立てて詳しく説明する。条理を尽くす。「—・けて話せばわかってもらえる」
ことん
[副]小さくてかたい物が当たったときなどの、あまり強くない音を表す語。「鉛筆が—と床に落ちる」
こ‐どう【胡銅】
《古くは「ことう」とも》青銅の一種。茶器などがこれで作られ、珍重された。