ことう‐やき【湖東焼】
琵琶湖東岸の滋賀県彦根市付近で焼成された陶磁器。井伊家の藩窯となったが、文久2年(1862)廃窯。広義には明治28年(1895)まで同地方で焼かれたものも含む。
こと‐うら【琴占】
古代の占いの一。琴を弾いて神霊を迎え、神がかりした人の口から出る託宣によって吉凶を占った。後世は、琴の代わりに琴板(こといた)を笏(しゃく)でたたいて占った。→琴板
こと‐うるわ・し【言美はし】
[形シク]言葉遣いがきちんとしていて、端正である。「若くかたちよき人の—・しきは忘れがたく」〈徒然・二三三〉
こと‐うるわ・し【事美はし】
[形シク]物事のようすがきちんとしていて、端正である。「狩衣(かりぎぬ)に青袴きたるが、いと—・しく」〈宇治拾遺・一四〉
ことえり
米国アップル社のオペレーティングシステムに組み込まれていた日本語入力システム。Mac OS、Mac OS X(テン)に標準搭載されていたが、OS X El Capitan以降、別のシステムに置き...
こと‐えり【言選り】
用語を選択すること。言葉選び。「文を書けど、おほどかに—をし」〈源・帚木〉
こと‐おさめ【事納め】
1 物事のしおさめ。 2 「御事納(おことおさ)め1」に同じ。 3 「御事納(おことおさ)め2」に同じ。《季 冬》「灯ともして下城の人や—/鳴雪」
こと‐おとこ【異男】
ほかの男。夫以外の情人である男。他(あだ)し男。「別当が妻、—にかたらはれて、跡を晦(くら)うして失(うせ)ぬ」〈宇治拾遺・三〉
こと‐おり【異折】
別の時。ほかの機会。「いつか—は、さはしたりし」〈能因本枕・四六〉
事(こと)終(お)わ・る
1 事が落着する。「そのたびの議定、—・らで」〈仮・伊曽保・下〉 2 息が絶える。死ぬ。「念仏四、五遍唱へ、つひに—・って候」〈謡・隅田川〉