のち【後】
1 その時のあと。その事のあと。「晴れ—曇り」「協議の—結論を出す」 2 これから先。未来。将来。「—の時代を担う人」 3 死後。なきあと。「—の世」 4 子孫。後胤(こういん)。「元輔(もとす...
のに
[接助]《準体助詞「の」+接続助詞「に」から》活用語の連体形に付く。内容的に対立する二つの事柄を、意外・不服の気持ちを込めてつなげる意を表す。「東京は晴れな—大阪は雨だ」「十分言い聞かせた—理...
の‐で
[連語]《準体助詞「の」+断定の助動詞「だ」の連用形》…のもので、…のことで、の意を表す。「これは私—、君のはあれだ」
のべ‐た・てる【述べ立てる】
[動タ下一][文]のべた・つ[タ下二]あれこれと盛んに述べる。しきりに述べる。「よどみなくプランを—・てる」
のし‐め【熨斗目】
1 練貫(ねりぬき)の平織り地。また、これで仕立てた腰替わりの小袖。腰のあたりに多くは筋や格子を織り出したもので、江戸時代、武士が礼装の大紋や麻裃(あさがみしも)の下に着用した。現在は宮参り・七...
のり‐いち【乗り一】
乗り心地がいちばんよいこと。「これは—の馬で候」〈平家・四〉
のり‐と・る【則る/法る】
[動ラ四]《則(のり)をとる意》手本とする。模範にする。のっとる。「これを宗とぞともに—・る」〈日本紀竟宴和歌〉
乗(の)りが◦来(く)る
乗り気になる。調子に乗る。「艶二郎いよいよ—◦きて、かれこれとするうち」〈黄・艶気樺焼〉
ノモス【(ギリシャ)nomos】
掟(おきて)・慣習・法律など、人為的なものをいう語。古代ギリシャのソフィストはこれをピュシスに対立させ、その権威の相対性を説いた。
のせ‐ごと【乗せ事/載せ事】
人をだまして計略にかけること。「かれは—よ、これはそだてなるよ」〈色道大鏡・五〉