うちとけ‐ごと【打ち解け言】
気を許して語る言葉。隔てなくする話。「仮に下りたる人の—につきて、さやうに軽らかに語らふわざをもすなれ」〈源・明石〉
おおやけ‐ごと【公事】
1 朝廷の政務・儀式・行事など。公事(くじ)。「源氏の—知り給ふ筋ならねば」〈源・紅葉賀〉 2 朝廷への奉仕。租税を納め、賦役(ぶやく)に従うことなど。「武蔵国を預けとらせて、—もなさせじ」〈更...
かげ‐ごと【陰言】
かげぐち。「奉公人に—を利(き)かれるのも辛し」〈紅葉・二人女房〉
にくげ‐ごと【憎げ言】
憎らしげな言葉。憎まれ口。「例の—し給ふめり」〈能因本枕・二七〉
こ‐ごと【小言】
1 不平。文句。苦情。「—を並べる」 2 細かいことをいちいち取り立ててしかること。また、その言葉。「—を食う」
こ‐ごと【戸毎】
家ごと。1軒ごと。「電気灯のまだ—に点(とも)されない頃だったので」〈漱石・道草〉
けいこ‐ごと【稽古事】
舞踊・音曲・茶道・華道などを師匠について習うこと。
お‐こごと【御小言】
「小言2」の尊敬語・美化語。「—をいただく」
くち‐こごと【口小言】
あれこれとやかましく言う小言。「隠居も後で—を言ったが」〈二葉亭・其面影〉
よこ‐ごと【横言】
中傷する言葉。よこしまごと。「垣ほなす人の—繁みかも逢はぬ日まねく月の経ぬらむ」〈万・一七九三〉