ご
「こ」の濁音。軟口蓋の有声破裂子音[ɡ]と母音[o]とからなる音節。[ɡo]ただし、現代共通語においては、一般に語頭以外では鼻音の頭音をもつ[ŋo]となる(これを鼻濁音の「ご」ともいう)。
ご
枯れ落ちた松葉。「—を焼(た)いて手拭ひあぶる寒さかな」〈笈日記〉
ご【豆汁/豆油】
水に浸した大豆をひきつぶして乳状にしたもの。豆腐などの原料。まめあぶら。
ご【五】
1 数の名。4の次、6の前の数。いつつ。いつ。「四の—の言う」 2 5番目。第5。 [補説]金銭証書などで間違いを防ぐために、「伍」を用いることがある。
ご【午】
1 十二支の第七。うま。 2 うまの刻。正午。「三井寺や日は—にせまる若楓(わかかへで)」〈蕪村句集〉
ご【伍】
1 《もと、五戸または五人を一組みとした単位のこと》仲間。組み。「他人と—を為すべし」〈福沢・福翁百話〉 2 金銭証書などに、五の代わりに用いる字。
ご【呉】
中国の国名。 春秋時代の列国の一。揚子江下流地方を領有。都は呉(蘇州)。前6世紀ごろから強大となり楚を脅かしたが、前473年、夫差(ふさ)の時、越王勾践(こうせん)に滅ぼされた。 三国の一。...
ご【後】
ある事件よりものちの日、または、時。あと。「その—」「数分—」
ご【御】
[名] 1 《「御前(ごぜん)」の略か》貴婦人に付ける敬称。格助詞「の」を介して、呼び名に付ける。「伊勢の—もかくこそありけめと」〈源・総角〉 2 (「御達(ごたち)」の形で)婦人や上級の女房...
ご【期】
1 とき。おり。期限。「この—に及んで」 2 際限。限度。「申すべきことは—もなく侍るを」〈大鏡・道長下〉 3 死ぬとき。最期。臨終。「きのふより心も弱り身も苦しみて、さらに—を待つばかりなり」...