ものから
[接助]《形式名詞「もの」+格助詞「から」から》活用語の連体形に付く。 1 逆接の確定条件を表す。…けれども。…のに。…ものの。「月は有明にて光をさまれる—、影さやかに見えて、なかなかをかしきあ...
ほし‐かげ【星影】
星の光。星あかり。「—さやかな夜」
ひわず【繊弱】
[形動ナリ]弱々しいさま。ひよわ。「いとささやかなる人の、常の御悩みに痩せおとろへ、—にて」〈源・真木柱〉
てしがな
[終助]《終助詞「てしが」+感動の終助詞「な」から》願望を詠嘆をこめて表す。…たいものだなあ。「さやかにも見—」〈源・帚木〉
初(はじ)めの囁(ささや)き後(のち)のどよめき
初めはひそかにささやかれるうわさ話も、のちには世間の評判になること。
とし‐の‐わたり【年の渡り】
1 1年の間。「玉葛(かづら)絶えぬものからさ寝(ぬ)らくは—にただ一夜のみ」〈万・二〇七八〉 2 年に一度、彦星が天の川を渡って織女と会うこと。「天の川—の秋かけてさやかになりぬ夏の夜の闇」〈...
び‐い【微意】
ささやかな志。寸志。自分の意志・気持ちを謙遜(けんそん)していう語。「—を表す」
び‐ぶつ【微物】
極めて小さいもの。非常に細かいもの。ごくわずかなもの。ささやかなもの。とるに足りないほどのもの。
あさ‐づくよ【朝月夜】
1 月が残っている明け方。「—明けまく惜しみ」〈万・一七六一〉 2 明け方まで残っている月。有明の月。あさづきよ。「—さやかに見れば」〈万・七九〉