さるさわ‐の‐いけ【猿沢池】
奈良市三条通り、興福寺南門前にある池。放生池として設けられた。
さる‐ざけ【猿酒】
猿が木のうろや岩石のくぼみなどに蓄えておいた果実や木の実が自然発酵して酒のようになったもの。ましら酒。《季 秋》「—は夜毎の月に澄みぬらん/紅緑」
さるざとう【猿座頭】
狂言。勾当(こうとう)が妻と花見をしていると、猿引きが、勾当の目が不自由なのにつけこんで妻に言い寄る。勾当は妻を帯で結びつけるが、猿引きは猿と結び替えて妻を連れて逃げる。
サルシッチャ【(イタリア)salsiccia】
ソーセージのこと。
さる‐しばい【猿芝居】
1 猿に衣装やかつらなどをつけさせて、芝居のまねをさせる見世物。猿歌舞伎。 2 へたな芝居をあざけっていう語。 3 すぐ見すかされてしまうような、あさはかなたくらみ。
さる‐しばり【猿縛り】
猿を縛るように、背をかがませ手足をまとめて縛ること。「いがみの権太はいかめしく若君内侍を—」〈浄・千本桜〉
サルシフィー【salsify】
《「サルシファイ」とも》バラモンジンの別名。
さるしま【猿島】
神奈川県横須賀市にある無人島。周囲約1.6キロメートル、面積0.05平方キロメートル。江戸時代に幕府の台場が設けられ、明治以降は横須賀軍港の一部。現在は公園として整備されている。
サルジニア【Sardinia】
⇒サルデーニャ
サルスエラ【(スペイン)zarzuela】
スペインの国民的歌劇。17世紀にマドリード郊外の離宮ラ‐サルスエラで行われた歌入りの劇に由来する。