とし‐おとこ【年男】
1 その年の干支(えと)に当たる男性。節分の豆まき役となる。 2 一家を代表して正月の行事を取りしきる役目の男性。若水をくんだり、年神の供物をととのえたりする。普通はその家の主人があたる。せちお...
としくる【年暮る】
日本画家、東山魁夷が昭和43年(1968)に発表した連作「京洛四季(けいらくしき)」の作品のひとつ。東山の冬の町並みを描いたものとされる。山種美術館蔵。
としどん
甑島(こしきしま)列島の下甑島(しもこしきしま)で大晦日に行われる行事。高い鼻の面と蓑(みの)を身につけた祝神が家々をまわり、子供の怠惰を戒め、餅を与える。国の重要無形民俗文化財、またユネスコの...
とし‐の‐ゆき【年の雪】
年々ふえる白髪を雪にたとえていう語。「あたらしき春さへ近くなりゆけば降りのみまさる—かな」〈拾遺・冬〉
とし‐の‐よわい【年の齢】
年齢。とし。「若き人のかたちにつけて、—に慎ましきことなきが」〈紫式部日記〉
と‐じきみ【戸閾】
1 「閾(しきみ)」に同じ。 2 (「軾」とも書く)牛車(ぎっしゃ)の前の口の下にわたした仕切り板。
とじ‐め【綴じ目】
1 綴じ合わせたところ。また、縫い目を止める糸の端の結び目。 2 目じり。「目尻(まじり)の—をかしう薫れるけしきなど」〈源・横笛〉
と‐ちょう【斗帳/戸帳】
帳台の上を覆う布、また神仏を安置した厨子(ずし)や龕(がん)の前などにかける小さなとばり。金襴(きんらん)・緞子(どんす)・綾(あや)・錦(にしき)などで作る。斗(ます)をふせたような形をしてい...
ととのお・る【整ほる/調ほる/斉ほる】
[動ラ四] 1 きちんとそろう。よく調和がとれる。「舞、楽、物の音ども—・りて」〈源・花宴〉 2 乱れたところがなくなる。安定する。「人の心も—・らず」〈平家・三〉 3 すっかり備わる。完備する...
との‐びと【殿人】
貴族に仕える人。貴族の家人(けにん)。「—、親しき家司(けいし)などは」〈源・総角〉