しゃ‐なぐ・る
[動ラ四]《「しゃ」は接頭語》手荒に払いのける。かきむしる。かなぐる。「耳をとらまへて—・れば」〈浄・富士見西行〉
しゃな‐ごう【遮那業】
日本の天台宗で、密教の学業のこと。最澄が山家学生式(さんげがくしょうしき)において、止観業(しかんごう)に対して設けた。
しゃな‐しゃな
[副]「しゃなりしゃなり」に同じ。「美人ぶってニチャニチャ—」〈魯庵・社会百面相〉
しゃな‐ぶつ【遮那仏】
「毘盧遮那仏」の略。
しゃなら‐しゃなら
[副]「しゃなりしゃなり」に同じ。「小娘のくせに—として」〈蘆花・思出の記〉
しゃなり‐ごえ【しゃなり声】
わめき声。どなり声。「また阿房(あはう)めが—」〈浄・忠臣蔵〉
しゃなり‐しゃなり
[副]身のこなしをしなやかにし、気取って歩くさま。しゃなしゃな。しゃならしゃなら。「盛装した女性が—(と)出てくる」