じゅうもんじ‐しだ【十文字羊歯】
オシダ科の多年生のシダ。山林に生え、高さ約50センチ。葉身は羽状に分かれ、基部に近い羽片だけが横に大きく伸びてさらに羽状に分かれ、十字形になる。撞木(しゅもく)羊歯。
じゅうもんじ‐やり【十文字槍】
穂先の下部に左右の枝刃を出して、十文字形をした槍。十文字。
じゅうもん‐せん【十文銭】
宝永5年(1708)に発行された宝永通宝のこと。1枚で10文に通用した。大銭。当十文。
じゅうもん‐は【什門派】
顕本法華宗(けんぽんほっけしゅう)の旧称。
じゅうもん‐もり【十文盛り】
盛り切り10文の一膳飯(いちぜんめし)、または酒。「—を買ひましたが」〈伎・壬生大念仏〉
じゅう‐や【十夜】
浄土宗の寺で、陰暦10月5日の夜半から15日朝まで10昼夜の間、絶えず念仏を唱える行事。現在は10月12日夜から15日早朝までの3昼夜に短縮されている。京都の真如堂のものが有名。お十夜。十夜念仏...
じゅう‐やく【十薬】
1 ドクダミの別名。《季 夏》「—を抜きすてし香につきあたる/汀女」 2 ドクダミの花期の地上部を乾燥させたもの。民間療法で、利尿・解毒薬などに用いる。
じゅう‐やく【重役】
1 責任の重い役目・役職。大役(たいやく)。「—を仰せつかる」 2 株式会社の取締役・監査役など役員の総称。「—会議」 3 徳川幕府や諸大名家の重要な役。老中・若年寄・家老など。
じゅう‐やく【重訳】
[名](スル)原語から直接に翻訳するのでなく、一度他の外国語に翻訳されたものを通して翻訳すること。また、その翻訳したもの。ちょうやく。「グリム童話を英語訳から—する」
じゅう‐やく【重厄】
1 重大な災厄の起きるおそれ。 2 重い厄年。陰陽道などで大厄にあたる年まわり。