じょろう‐あがり【女郎上(が)り】
もと遊女で、今は堅気の生活をする女。遊女上がり。
じょろう‐かい【女郎買い】
女郎を揚げて遊ぶこと。
じょろう‐ぐも【女郎蜘蛛】
1 コガネグモ科のクモ。体長は雌が25ミリ、雄が7ミリくらい。雌は腹部には黄色や青黒色の縞があり、側面後方に紅色の斑点をもつ。雄は黄褐色で地味。樹間などに大きな三重の網を張る。本州以南に分布。 ...
じょろう‐ぐるい【女郎狂い】
遊女に夢中になって、せっせと通うこと。
じょろう‐しゅ【女郎衆】
1 女性たち。婦人たち。じょろしゅ。「替はりに風(ふう)のよい—を置いて見せ給へ」〈浮・織留・五〉 2 遊女たち。じょろしゅ。「ただあそばせる—はないのさ」〈黄・見徳一炊夢〉
女郎(じょろう)に誠(まこと)があれば晦日(みそか)に月(つき)が出(で)る
《陰暦では晦日に月が出ないところから》遊女が誠意をもって接するはずがないことのたとえ。
女郎(じょろう)の千枚起請(せんまいぎしょう)
《女郎は何人もの客に愛情を誓う証文を渡すところから》信用できないことのたとえ。傾城(けいせい)に誠(まこと)なし。
じょろう‐や【女郎屋】
遊女を抱えておき、客を取らせることを商売とした家。遊女屋。じょろや。
じょろ‐かい【女郎買い】
「じょろうかい」に同じ。
じょろ‐しゅ【女郎衆】
「じょろうしゅ」の音変化。「お客のうそは引かして女房にしよ、—のうそは惚れました」〈滑・浮世風呂・三〉