すぎうら‐じょうい【杉浦乗意】
[1701〜1761]江戸中期の装剣金工家。信濃の人。通称、仙右衛門。江戸に出て奈良派の門に入る。肉合(ししあ)い彫りを創始し、主に小柄(こづか)を制作した。奈良三作の一人。
すぎうら‐ただし【杉浦忠】
[1935〜2001]プロ野球選手・監督。愛知の生まれ。立教大でノーヒット・ノーランを記録するなど投手として活躍。昭和33年(1958)南海(福岡ソフトバンクの前身)に入団。翌年38勝をあげてリ...
すぎうら‐ひすい【杉浦非水】
[1876〜1965]日本画家・デザイナー。愛媛の生まれ。本名、朝武(つとむ)。東京美術学校卒。多摩帝国美術学校校長。創作図案研究団体、七人社を結成、百貨店のポスターを作製するなど商業美術の振興...
すぎうら‐みんぺい【杉浦明平】
[1913〜2001]小説家・評論家。愛知の生まれ。東京帝大卒業後、ルネサンス文学研究に没頭。戦後は郷里の愛知県渥美(あつみ)町に住み、地方色豊かな文学活動を展開。「小説渡辺崋山」で毎日出版文化...
すぎうら‐ゆきお【杉浦幸雄】
[1911〜2004]漫画家。東京の生まれ。岡本一平に学んだのち、漫画家としての活動を開始。大人向けのナンセンスな風俗漫画でブームを巻き起こす。代表作「銃後のハナ子さん」「アトミックのおぼん」「...
すぎおか‐かそん【杉岡華邨】
[1913〜2012]書家。奈良の生まれ。本名、正美(まさみ)。辻本史邑(つじもとしゆう)・尾上柴舟(おのえさいしゅう)らに師事。現代かな書きの第一人者として活躍した。平成12年(2000)文化...
すぎ‐おり【杉折(り)】
杉の薄い板で作った平たい小箱。菓子・料理などを入れるのに用いる。
杉(すぎ)折(お)り掛(か)・く
酒を売る家のしるしとして、杉の枝葉を束ねたものを軒につるす。「わら葺(ふ)ける軒に—・けて」〈浮・五人女・三〉
すぎ‐かみきり【杉天牛】
カミキリムシ科の昆虫。体長12〜27ミリ、黒色で、前翅(まえばね)に卵形の4個の黄紋がある。時に2個や無紋のものもある。幼虫は杉やヒノキの樹皮下に穴をあけ、材部を食害する大害虫。
すぎ‐かわ【杉皮】
杉の木の幹からはいだ皮。家の屋根や下見(したみ)などに用いる。