ねずみ‐こんじょう【鼠根性】
ネズミのように、こそこそと悪事をはたらくずるい性質。「にくむ処枉惑(わうわく)なる—なるかな」〈咄・醒睡笑・四〉
ねずみ‐ごろも【鼠衣】
ねずみ色の法衣(ほうえ)。「小僧が破れた—に歯欠け下駄を穿いて」〈木下尚江・良人の自白〉
ねずみ‐せん【鼠銑】
破断面がねずみ色の銑鉄。炭素を黒鉛の状態で多量に含み、鋳造性にすぐれる。
ねずみのこ‐さんよう【鼠の子算用】
「鼠算(ねずみざん)1」に同じ。
ねずみ‐の‐お【鼠の尾】
イネ科の多年草。日当たりのよい地に生え、高さ50〜70センチ。葉は線形。夏から秋、ネズミの尾に似た淡緑色の穂が茎の上部に集まってつく。《季 秋》
ねずみ‐ど【鼠戸】
1 「鼠木戸(ねずみきど)1」に同じ。 2 「鼠木戸2」に同じ。「—の口も塞(ふさが)りて、入るべき方もなし」〈太平記・二七〉
ヌード‐マウス【nude mouse】
ネズミ科の哺乳類。実験動物のマウスの突然変異。全く毛がなく、細胞免疫で主要なはたらきのある胸腺(きょうせん)を欠く。
にび‐いろ【鈍色】
染め色の名。濃いねずみ色。昔、喪服に用いた。鈍(にび)。にぶいろ。
てり‐わた・る【照(り)渡る】
[動ラ五(四)]光がすみずみまで照る。光が一面に照る。「満月が耿々(こうこう)と—・る」
ドール【dhole】
イヌ科の哺乳類。体長約1メートル、尾長約40センチ。外見はオオカミに似るが、歯の数が異なる。数頭の群れをつくり、ネズミ・シカなどを捕食。東アジア・東南アジアに分布。あかおおかみ。