せいぶつてき‐ぼうじょ【生物的防除】
生物を用いて農作物の害虫を駆除するやり方。天敵・ウイルスなどを用いる。化学的薬剤(農薬)による駆除に対していう。生物防除。
せいぶつ‐テロ【生物テロ】
病原性微生物や毒素などの生物剤を兵器として使用するテロ攻撃。特に危険性の高い生物剤として、痘瘡(とうそう)(天然痘)ウイルス・炭疽菌・ペスト菌・ボツリヌス毒素・野兎(やと)病菌・エボラウイルスな...
せいぶつ‐でんき【生物電気】
生物体にみられる発電現象。細胞内の物質代謝により細胞膜の内外でイオン分布が不均衡になることによって起こる。静止電位と活動電位があり、後者は筋肉・神経などの活動の指標とされ、脳波・心電図などに応用...
せいぶつ‐でんち【生物電池】
生物の機能を利用した電池の総称。酵素や微生物の生化学的なエネルギーを電気エネルギーに変換することで発電を行う。実用化に向けた研究開発が進められている。バイオ電池。
せいぶつ‐とうけいがく【生物統計学】
生物学、農学、医学などに統計学的手法を適用する学問分野。生物の大きさや農産物の収量などを統計的に解析したり、新薬の臨床試験の効果や各種検査の有効性を検証したりすることを指す。
せいぶつ‐どけい【生物時計】
生物の体内にそなわっていると考えられる時間測定機構。約1日周期のサーカディアンリズムや光周性、鳥が渡りをするときに太陽によって方角を定めることなどから知られる。体内時計。
せいぶつ‐のうしゅく【生物濃縮】
食物連鎖の過程で、より上位の生物種や個体群に、特定の物質が蓄積され、濃度を増すこと。
せいぶつ‐のうやく【生物農薬】
化学農薬の代わりに、害虫の天敵や昆虫に感染する昆虫病原糸状菌を利用すること。
せいぶつ‐はっこう【生物発光】
生物体の行う発光。発光酵素などの働きによってエネルギーが光として放出される現象。ホタル・ホタルイカ・夜光虫・ツキヨタケなどにみられる。バイオルミネセンス。
せいぶつ‐はっせいげんそく【生物発生原則】
生物の個体発生と系統発生との共通した法則。特に、ヘッケルの反復説のこと。