そし‐せいらい【祖師西来】
禅宗の祖師達磨が西方のインドから中国に渡来し、二祖慧可(えか)に禅の真髄を伝えたこと。
そし‐ぜん【祖師禅】
祖師達磨の流れをくむ禅。教外別伝(きょうげべつでん)・不立文字(ふりゅうもんじ)を主張し、言語や文字によらず、直接師から弟子へ以心伝心で悟りが伝えられることを説く。南宗禅。
そし‐たいよう【麁枝大葉】
まばらな枝と大きな葉。文章を書くのに、細かな規則にとらわれないで、伸び伸びと筆をふるうことのたとえ。
そ‐しつ【祖室】
《祖師の室内の意》禅門。特に、達磨(だるま)大師の開いた禅門。
そ‐しつ【素質】
1 生まれつきもっている性質。「其品行の—は決して悪性なるに非ず」〈福沢・文明論之概略〉 2 将来すぐれた能力が発揮されるもととなる性質や能力。「音楽家としての—に恵まれる」
そしつじきょう【蘇悉地経】
経典の一。3巻。善無畏訳。密教の聖典で、真言三部経の一。息災・増益(ぞうやく)・調伏(ちょうぶく)の3種の護摩法、灌頂(かんじょう)法、供養法などを説く。蘇悉地羯羅(そしつじから)経。
そ‐して
[接]「そうして」に同じ。「冬が去り、—春が来る」
そしてこう【そして考】
室井光広の短編小説、および同作を表題作とする作品集。作品集は平成6年(1994)に刊行。
そしてよるはよみがえる【そして夜は甦る】
原尞のハードボイルド小説。昭和63年(1988)に刊行された、著者のデビュー作。
そし‐どう【祖師堂】
祖師を祭った堂。特に禅宗で、達磨大師像を安置する堂。