たしな・む【嗜む】
[動マ五(四)] 1 このんで親しむ。愛好する。「酒を—・む」 2 このんでそのことに励んでいる。芸事などの心得がある。「謡曲を—・む」 3 つつしむ。気をつける。用心する。「少しは行いを—・み...
まら・する
[動サ下二・サ変]《「まいらす」の連体形「まいらする」の音変化。連用形に「まらし」の形も現われ、サ行変格活用としても用いられ、終止形も「まらする」が普通となった》 1 「やる」の意の謙譲語。差し...
ぼう【某】
[常用漢字] [音]ボウ(漢) [訓]それがし なにがし 人や物の名、場所・時などがわからないとき、または、わざと隠すときに添える語。「某国・某氏・某所・某女・某地・某年・某某/何某(なにぼう)...
ほう‐ど
[副]まったく。ほとほと。「某(それがし)さへ、—迷惑いたすことでござる」〈虎寛狂・止動方角〉
ぼう【某】
[名]その人物の名前、その場所・時などが不明であるか、またはわざと示さない場合に代わりに用いる語。「田中—の手紙」「—作曲家」「—大学」「—年—月」
[代]一人称の人代名詞。男性が自分をへり...
また‐もの【又者】
将軍・大名などに直属していない家来。又家来。陪臣。「—の某(それがし)、御前の恐れ」〈浄・忠臣蔵〉
はる‐ばる【遥遥】
[副] 1 遠く離れているさま。遠くから、または遠くへ物事の及ぶさま。はるかに。「—(と)展望が開ける」「—(と)海を渡ってくる」 2 程度がかけ離れているさま。はるかに。「その顔色は世上の若...
まっ‐かえさま【真っ返様】
[名・形動ナリ]前後・表裏などがまったく反対であること。また、そのさま。まっかいさま。「某(それがし)先へ駆け抜けて、—に言上し」〈浄・会稽山〉
ふわ‐と
[副] 1 軽くて柔らかいさま。また、軽く浮くさま。ふわりと。「(鳥ヲ)押さゆれば—立ち」〈浄・振袖始〉 2 身のこなしが軽いさま。ひらりと。「懸け鞍(くら)置いて—乗り」〈浄・百人上﨟〉 3 ...
ばし
[副助]《係助詞「は」に副助詞「し」の付いた「はし」の音変化とも》名詞・格助詞・接続助詞「て」などに付く。疑問・推量・仮定条件・禁止・命令などの表現を伴い、上の事柄を取り立てて強調する意を表す。...