ぬけ【抜け】
1 抜けていること。あるべきものがないこと。「文章に1行—がある」 2 知恵の足りないこと。また、その人。まぬけ。 3 俳諧で、主題を句の表面に表さないで、暗にそれをほのめかす手法。談林風で流行した。
ぬき‐で【抜(き)出】
平安時代、相撲(すまい)の節(せち)の翌日、前日特に成績のよかった者を選抜してさらに取組をさせたこと。また、それに選ばれた者。抜き取り。
ね‐いろ【音色】
発音体の違い、あるいは同じ発音体でも音の出し方によって生じる、音の感覚的な特性。高さや強さが同じ音でも、それに含まれる部分音の種類や強さなどによって違いが生じる。おんしょく。
にん‐だく【認諾】
[名](スル) 1 それを認めてよしとすること。「公子夫妻はわが多少の情あるを—せり」〈鴎外訳・即興詩人〉 2 民事訴訟において、被告が口頭弁論または準備手続きで、原告の訴訟上の請求である権利主...
にん‐てい【人体】
1 その人の外見のようす。風体。また、それから受ける人としての印象。人品(じんぴん)。「卑しからぬ—」 2 からだつき。容姿。「—のどかなるよそほひ」〈花鏡〉
ぬり‐やかた【柒屋形】
彩色した屋形舟。「沖つ国うしはく君が—丹柒(にぬ)りの屋形神が門(と)渡る」〈万・三八八八〉 [補説]用例の原表記は諸本「染屋形」で、従来「しめやかた」または「そめやかた」とよまれていたが、この...
ね‐お【根緒】
1 三味線の弦の下端を結びつけ、それを中子先(なかごさき)にかけて弦を張る組紐。 2 箙(えびら)の後ろ緒のうち、受緒・懸緒をつける腰革。
ねずみ‐ざん【鼠算】
1 和算の計算問題の一。正月に雌雄2匹のネズミが12匹の子を産み、2月にはその親子のネズミ七つがいがそれぞれ12匹の子を産み、毎月このようにネズミが増えていくと12月には何匹になるかという問題で...
ねじまきどりクロニクル【ねじまき鳥クロニクル】
村上春樹の長編小説。全3部からなる。第1部は「新潮」誌に平成4年(1992)から翌年にかけて連載されたのち、平成6年(1994)に刊行。書き下ろしの第2部、第3部はそれぞれ平成6年(1994)と...
ねごろ‐ぬり【根来塗】
中世、根来寺やその近辺で主に日用品として作られた漆器。黒漆で下塗りした上に朱漆を塗ったものが多い。長年の使用で黒漆が斑文(はんもん)となってあらわれたものが茶人に好まれたため、それを意図的に表現...