なに‐なに【何何】
[代]不定称の指示代名詞。不明なものや不確定なものを並べあげるのに用いる。何と何。また、一つ一つの内容を具体的に記す必要のないときに用いる。「遠足には—を用意したらいいのか」「第一条—、第二条...
なに‐ぼう【何某】
姓名を明示しないで、一定の人をさすときに用いる。なんとかいう名前の人。だれそれ。なにがし。「有名な映画俳優—」
何(なに)と無(な)・し
1 事物の状態や雰囲気などが、それと限定されないさま。これということもない。「空のけしきの、—・くすずろにをかしきに」〈枕・五〉 2 とり立てて言うに及ばない。平凡である。「—・き御歩きももの憂...
なまぐさ‐もの【生臭物】
なまぐさいもの。魚介・獣肉など。また、それを使った料理。⇔精進物(しょうじんもの)。
なに‐さま【何様】
[名] 1 様づけで呼ばれるような身分の方。高貴な人。皮肉の意を込めて用いることが多い。「—でもあるまいし、それくらい自分でやれ」 2 《「なにざま」とも》どんなようす。どのよう。「かの尋ね出...
なに・する【何為る】
[動サ変] 1 ある動作をぼかして遠回しにいうときの語。「それをうまく—・してくれ」 2 相手の動作をとがめるときにいう語。何をする。「—・するんだ。よせ」
なま‐きんだち【生公達】
それほど身分の高くない公家の子息。「—の蔭妻(かげめ)にて、益なし」〈狭衣・三〉
なましな【男信】
江戸後期の語学書。3巻。東条義門著。天保13年(1842)刊。漢字音の韻尾にn音とm音の区別があり、それが日本の古い地名表記などに示されていることを考証したもの。
何(なに)が何(なに)して何(なん)とやら
浪曲の節(ふし)を示すのに、それにのせていう言葉。
ならし【均し/平し】
1 平らにすること。平均すること。平均。「それにどう、—に分けたのが不服だって」〈康成・温泉宿〉 2 横にわたして衣類などをかけるさお。ならし竹。