たて‐まい【建米】
1 江戸時代の帳合米(ちょうあいまい)取引で、その日のうちに転売・買い戻しを行わない米。夜越米(よこしまい)。 2 第二次大戦前の米穀取引所で、取引の標準とした米。
たて‐まえ【立前/建前】
1 原則として立てている方針。表向きの考え。「—と本音」「—を崩す」 2 行商人や大道商人が商品を売るときの口上。売り声。「さあさあこれからがこちの商売…、ああこりゃ—どころぢゃない」〈浄・歌祭文〉
たて‐まえ【建前】
家屋の建築で、基礎の上に柱・梁(はり)・棟など主な骨組みを組み立てること。また、その時に行う祝い。棟上げ。上棟(じょうとう)式。
たて‐まえ【点前/立前】
茶道で、抹茶をたてる作法。てまえ。
たて‐まき【経巻(き)】
織物製造の準備工程で、縦糸を整経(せいけい)して織機の榺(ちきり)に巻きつけること。
たて‐まし【建(て)増し】
[名](スル)たてますこと。また、たてました箇所。増築。「子供部屋を—する」
たて‐ま・す【建(て)増す】
[動サ五(四)]現在ある建物に、新しい部分を建て加える。増築する。「書斎を—・す」
たて‐まだ・す【立て遣す/奉遣す】
[動サ四]使いや物などを差し上げる。「天皇崩(かむあが)りましたりと聞きて弔使(とぶらひ)を—・せり」〈皇極紀〉 [動サ下二]に同じ。一説に、さしあげさせるの意かとも。「まぼりもの—・せむ...
たてまつ【立松】
姓氏の一。 [補説]「立松」姓の人物立松東蒙(たてまつとうもう)立松和平(たてまつわへい)
たてまつり‐もの【奉り物】
1 献上する品物。みつぎもの。「百済(くだら)の—をけがしみだれりといふ」〈神功紀〉 2 《尊敬語「たてまつる」から》貴人の衣服。お召し物。「おほやけの—は、おろそかなるをもてよしとす」〈徒然・二〉