鼠(ねずみ)に引(ひ)かれる
家の中に一人きりでいて、さびしいことのたとえ。
寝(ね)た牛(うし)に芥(あくた)掛(か)くる
悪事をした罪を無関係の人に着せることのたとえ。
寝(ね)た子(こ)を起(お)こす
静かに収まっている物事によけいな手出しをして、問題を起こすことのたとえ。
熱鉄(ねってつ)を飲(の)・む
非常につらい、または、くやしい思いをするたとえ。「—・む思いで親からの家を手放す」
ねつかがく‐ほうていしき【熱化学方程式】
化学反応による熱量の出入り(反応熱)を付加した化学反応式。反応物質と生成物質の両片を等号(=)で結び、着目する物質の係数を1として、その物質1モル当たりの熱量を記し、発熱反応を正、吸熱反応を負の...
寝鳥(ねとり)を刺(さ)・す
寝ている鳥をとりもちで捕る。無抵抗のものを捕らえる。たやすいこと、無慈悲なことなどのたとえ。寝鳥を射る。「義貞が首ねぢ切らんは—・すよりいと安し」〈浄・女楠〉
ねなし‐ぐさ【根無し草】
1 地中に根を張らず、水に浮いている草。浮き草。 2 浮き草のように漂って定まらない物事や、確かなよりどころのない生活のたとえ。「行方も知らぬ—の旅」
寝耳(ねみみ)に水(みず)
《「寝耳に水の入るごとし」の略》不意の出来事や知らせに驚くことのたとえ。「—の話」
眠(ねむ)れる獅子(しし)
大きな力をもちながら、それをまだ十分発揮しないままでいる人や国などのたとえ。
根(ね)を深(ふか)くし蔕(ほぞ)を固(かた)くす
《「老子」五九章から》根本を堅固にすることのたとえ。