タイトロープ【tightrope】
綱渡りに使う張り綱。危険を冒すこと、危ない橋を渡ることのたとえに用いる。
だいびゃく‐ごしゃ【大白牛車】
大白牛の引く車。「法華経」譬喩品(ひゆぼん)に説く三車または四車の一。仏乗または菩薩乗にたとえる。だいびゃくぎっしゃ。
泰山(たいざん)を挟(わきばさ)みて北海(ほっかい)を超(こ)ゆ
《「孟子」梁恵王から》泰山をわきにかかえて渤海(ぼっかい)湾を飛び越える。人間の力ではとうていできないことのたとえ。
大病(たいびょう)に薬(くすり)なし
物事が極度に達したときには、手の施しようがないという意のたとえ。
たいぞう‐かい【胎蔵界】
1 密教で説く二つの世界の一。金剛界に対して、大日如来の理性の面をいう。仏の菩提(ぼだい)心が一切を包み育成することを、母胎にたとえたもの。蓮華(れんげ)によって表象する。 2 「胎蔵界曼荼羅(...
泰山(たいざん)は土壌(どじょう)を譲(ゆず)らず
《「史記」李斯伝から》泰山が小さな土くれでも受け入れて大きな山となったように、大人物はどんなに小さな意見でも取り入れて見識を高めていくというたとえ。
たいが‐しょうせつ【大河小説】
一個人や一群の人々の生涯や歴史を、時代の流れとの関連のなかでとらえていこうとする壮大な長編小説。1920年代、フランスに始まる。ロマン=ロランが自作「ジャン=クリストフ」を大河にたとえたことに由...
たいかん‐の‐うんげい【大旱の雲霓】
《「孟子」梁恵王下から》日照り続きに待ち望む、雨の前触れである雲や虹。ひどく待ち焦がれている物事のたとえ。
太鼓(たいこ)も撥(ばち)の当(あ)たりよう
たたき方しだいで太鼓の音が大きくもなり小さくもなるということ。やり方しだいで人の応じ方も変わることのたとえ。
大工(だいく)の掘(ほ)っ建(た)て
人のために立派な家を建てる大工が、粗末な掘っ建て小屋に住んでいる。他人の世話ばかりしていて、自分のことに無関心であったり、手が回らなかったりすることのたとえ。