とう‐よう【桃夭】
《「詩経」周南・桃夭から。嫁ぐ若い女性の美しさを桃のみずみずしさにたとえた語》女性の婚期。嫁入りどき。
蟷螂(とうろう)の斧(おの)
《カマキリが前あしを上げて、大きな車の進行を止めようとする意から》弱小のものが、自分の力量もわきまえず、強敵に向かうことのたとえ。
遠(とお)きは花(はな)の香(か)近(ちか)きは糞(くそ)の香(か)
とかく人は、遠くにあるものを高く評価し、近くにあるものを低く評価するものであるというたとえ。
遠(とお)きに行(い)くには必(かなら)ず邇(ちか)きよりす
《「礼記」中庸から》物事を行うには、順序を追って手近な事からやっていくべきである。一足とびには物事はできないことのたとえ。
あい‐が【愛河】
仏語。愛欲などの執着が人をおぼれさせるのを河にたとえた語。