たま‐ごろも【玉衣/珠衣】
「たまぎぬ」に同じ。「雲晴れぬ五月きぬらし—むつかしきまで雨じめりせり」〈六条宰相家歌合〉
卵(たまご)を見(み)て時夜(じや)を求(もと)む
《「荘子」斉物論から》卵のうちから、鶏となって時を告げることを待ち望む。順序を考えず、せっかちに結果を求めるたとえ。
卵(たまご)を渡(わた)・る
きわめて危険なことのたとえ。「乱れて歌ふ鶏の、—・るあやうさの」〈浄・歌念仏〉
たま‐さか【偶さか/適さか】
[副](「に」を伴っても用いる) 1 思いがけないさま。偶然であるさま。たまたま。「—めぐりあった好機」「—に旧友と出会う」「—の来客」 2 機会が数少ないさま。まれに。たまに。「—郷里に帰る...
たまさか‐どり【偶さか鳥】
ホトトギスの別名。
たまさき‐じんじゃ【玉前神社】
千葉県長生郡一宮町にある神社。祭神は玉埼神(玉依姫命)。関東武士の信仰を受けた。上総(かずさ)国一の宮。玉前大明神。
たま‐サボテン【玉サボテン】
サボテン科植物のうち、茎が球状や短柱状をしているもの。
たま‐ざいく【玉細工】
石やガラスなどの玉を材料として細工すること。また、その細工物。
たま‐ざさ【玉笹/玉篠】
笹の美称。「朝日さす光を見ても—の葉わけの霜を消たずもあらなむ」〈源・藤袴〉
たま‐ざし【球差(し)/球指(し)】
球面の曲率半径や、薄板の厚さなどを測定する器械。球面計。球尺。