さしもの‐もち【指物持ち】
戦場で、所在を示すために主人の指物を持って供をする者。
さし‐もど・す【差(し)戻す】
[動サ五(四)] 1 やりなおさせるために、もとへ戻す。「書類を—・す」 2 上級審が原判決を取り消し・破棄して審理をやりなおさせるため、事件を原審に送り返す。「第一審に—・す」 [可能]さしもどせる
さし‐もり【刺し銛】
鯨を捕るとき心臓を刺すために使う、先のとがった菱形(ひしがた)の銛。
さし‐ほ【挿(し)穂】
挿し木をするために親木から切り取った根・茎・葉。《季 春》
さしみ‐の‐つま【刺(し)身のつま】
刺身を引き立てるために添えられる野菜や海藻など。転じて、添えもの程度の軽い役割しか担っていないもの。
さし‐だ・す【差(し)出す】
[動サ五(四)] 1 伸ばして前方へ出す。「手を—・す」 2 人に与えるために出す。提供する。「食べ物を—・す」「命を—・す」 3 提出する。「役所に書類を—・す」 4 派遣する。「委員会に代理...
砂上(さじょう)の楼閣(ろうかく)
見かけはりっぱであるが、基礎がしっかりしていないために長く維持できない物事のたとえ。また、実現不可能なことのたとえ。 [補説]「机上の空論」との混同で、「机上の楼閣」とするのは誤り。
さじき‐どの【桟敷殿】
眺望を楽しむために高くつくった建物。「この—に中納言殿住み給ふに」〈栄花・玉の台〉
さし‐ぎちょう【差し几帳】
昔、貴婦人が外出する際、顔を隠すために左右の従者に几帳をささげて歩かせたこと。また、その几帳。歩障(ほしょう)。
さし‐きん【差(し)金】
1 内金(うちきん)。手付け金。 2 不足を補うために出す金。