たわむれ‐ごころ【戯れ心】
本気でない軽い気持ち。ふざけた気分。「—で口説く」
たわむれ‐ごと【戯れ言】
たわむれていう言葉。ざれごと。冗談。
たわむれ‐ごと【戯れ事】
たわむれにすること。ざれごと。「児童(こども)までが銛(もり)の真似して棒切ふりまわす—」〈露伴・いさなとり〉
たわむれにこいはすまじ【戯れに恋はすまじ】
《原題、(フランス)On ne badine pas avec l'amour》ミュッセによる格言劇。戯曲の発表は1834年、初演は著者没後の1861年。
たわむ・れる【戯れる】
[動ラ下一][文]たはむ・る[ラ下二] 1 遊び興じる。何かを相手にして、おもしろがって遊ぶ。「子犬が—・れる」「波と—・れる」 2 ふざける。また、冗談を言う。「人をからかって—・れる」 3 ...
たわ・める【撓める】
[動マ下一][文]たわ・む[マ下二]たわむようにする。弓なりに曲げる。「枝を—・める」
たわ‐やか
[形動][文][ナリ]しなやかなさま。優美なさま。たおやか。「—なからだつき」
たわ‐やす・し【容易し】
[形ク] 1 容易である。たやすい。「この玉—・くえ取らじを」〈竹取〉 2 軽率である。軽々しい。「なみなみの—・き御振舞ならねば」〈源・末摘花〉
たわや‐め【手弱女】
《「たわや」は「撓(たわ)」に接尾語「や」の付いたもの。「手弱」は当て字》なよなよとした女性。たおやめ。「—の思ひたわみてたもとほり我(あれ)はそ恋ふる舟梶(ふねかぢ)をなみ」〈万・九三五〉
たわら【俵】
1 わらや、かやなどを編んで作った袋。穀類・芋類・木炭などを入れるのに用いる。 2 ナマコの別名。 [補説]歴史的仮名遣いを「たわら」とする説もある。