たいらぎ【平らぎ】
仲直りすること。また、平和になること。和睦(わぼく)。「この—の覚束なかるべきを告げしに」〈鴎外訳・即興詩人〉
たいらぎ【玉珧】
ハボウキガイ科の二枚貝。貝殻は三角形で、殻長約20センチ。殻表は緑褐色で半透明。内湾の泥底に殻頂を突き刺して立っている。貝柱は大きく、食用。たいらがい。《季 冬》
たいら・ぐ【平らぐ】
[動ガ五(四)] 1 穏やかになる。おさまる。しずまる。「たぎりたる脳の漸く—・ぎて」〈漱石・薤露行〉 2 平らになる。「山の頂の少し—・ぎたるより、煙は立ちのぼる」〈更級〉 3 病気が治る。...
たいら‐け・し【平らけし】
[形ク]平穏である。静かである。「四つの舟(ふね)舟舳(ふなのへ)並べ—・く早渡り来て」〈万・四二六四〉
たいら・げる【平らげる】
[動ガ下一][文]たひら・ぐ[ガ下二] 1 反抗する者や敵を討ち、世をしずめる。平定する。「賊を—・げる」 2 すっかり食べてしまう。「二人前の料理を—・げる」 3 高低をなくす。平らにする。な...
たいらだて‐かいきょう【平舘海峡】
青森県北部、津軽半島と下北半島との間にある海峡。幅11キロメートル。付近はタラの好漁場として知られ、ホタテガイの養殖も盛ん。本州と北海道を結ぶ海上交通の要路。
タイラップ【Ty-Rap】
結束帯の商標名。
たいら‐の‐きょう【平の京】
平安京。今の京都。たいらのみや。たいらのみやこ。「—にうつらるる始めに」〈愚管抄・二〉
タイラノサウルス【Tyrannosaurus】
⇒ティラノサウルス
たいら‐の‐さだふん【平貞文】
[?〜923]平安時代の歌人。名は「さだふみ」とも。平貞文家歌合を主催、歌は「古今和歌集」以下の勅撰集に26首。「平中(へいちゅう)」の称で知られ、「平中物語」の主人公、好色の美男子と伝えられる...