たんそ‐じゅうし【炭素一四】
炭素の質量数14の放射性同位体。天然には宇宙線の中性子と大気上層での窒素との核反応によって生成し、大気中に二酸化炭素として存在する。β崩壊し、半減期は5730年。生物が死ぬと大気中の二酸化炭素と...
たんそじゅうし‐ねんだいそくていほう【炭素一四年代測定法】
⇒放射性炭素年代測定法
たんそじゅうし‐ほう【炭素一四法】
⇒放射性炭素年代測定法
たんそ‐じゅんかん【炭素循環】
地球上における炭素の循環のこと。大気中の二酸化炭素が植物の光合成によって炭水化物になり、食物連鎖や腐敗を経て、ふたたび大気に還元するまでの過程を指す。炭素が生物体に固定される量と呼吸・分解によっ...
たんそ‐せい【炭素星】
大気中に酸素よりも炭素を多く含む恒星。スペクトル中に炭素に由来する分子の吸収バンドが見られる。AGB星または赤色巨星に分類される。
たんそ‐せんい【炭素繊維】
合成繊維のポリアクリロニトリルやコールタールピッチなどを原料に高温で炭化して作った繊維。強度・弾性・耐薬品性・電導度にすぐれ、軽いので、航空機材料・スポーツ用品など用途が広い。カーボンファイバー...
たんそせんいきょうか‐たんそふくごうざいりょう【炭素繊維強化炭素複合材料】
《carbon fiber reinforced-carbon matrix-composite》炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を熱処理し、母材のプラスチックと炭素繊維を炭化させて黒鉛化し...
たんそせんい‐きょうかプラスチック【炭素繊維強化プラスチック】
⇒シー‐エフ‐アール‐ピー(CFRP)
たんそ‐ぜい【炭素税】
環境税の一つ。地球温暖化防止を目的として、二酸化炭素を排出する化石燃料の消費量に応じて課税される。日本では平成24年(2012)10月に地球温暖化対策税が導入された。
たんそ‐たんそけつごう【炭素炭素結合】
二つの炭素原子の間の共有結合。単結合・二重結合・三重結合を形成する。これらの結合を繰り返すことで長い炭素鎖が形成され、合成樹脂などの有機化学物質が合成される。C-C結合。