だい‐ほうし【大胞子】
シダ植物で、雌雄異型の胞子のうち、大形のもの。発芽して雌性の前葉体になる。種子植物の胚嚢(はいのう)に相当する。イワヒバ・ミズニラ・サンショウモなどにみられる。→小胞子
だいほうしゃくきょう【大宝積経】
《「宝積」は法の宝の集積の意》大乗経典。120巻。菩提流志(ぼだいるし)編および訳。713年完成。チベット語訳もある。大乗経典49部を集めたもの。
だい‐ほうてい【大法廷】
最高裁判所で裁判官全員による審判機関としての合議体。事件が憲法問題・判例変更などの重要問題にかかわる場合に構成される。→小法廷
だいほうどうだいじっきょう【大方等大集経】
大乗経典。60巻。北涼の曇無讖(どんむしん)ら訳。大集部の経典を集めたもの。仏が十方の仏・菩薩(ぼさつ)を集めて大乗の法を説いたもの。大集経(だいじっきょう)。
だい‐ほうへい【大奉幣】
大嘗祭(だいじょうさい)にあたり、伊勢神宮以下、京畿七道の神社に奉る幣帛(へいはく)。大幣。
だい‐ほっさ【大発作】
⇒強直間代発作
だい‐ほん【台本】
演劇・映画・放送などで、演出のもととなる、せりふやト書きなどを書いた本。脚本。
だい‐ほんえい【大本営】
明治以降、戦時または事変の際に、天皇に直属して陸海軍を統帥した最高機関。明治26年(1893)に定められ、のち常設の機関となって太平洋戦争の終末まで存続した。
だいほんえい‐はっぴょう【大本営発表】
1 太平洋戦争中、大本営が国民に向けて発表した、戦況に関する情報。末期には、戦況が悪化しているのにもかかわらず、優勢であるかのような虚偽の発表をくり返した。 2 転じて、政府や有力者などが発表す...
だい‐ほんがん【大本願】
仏語。仏・菩薩(ぼさつ)の、衆生(しゅじょう)を済度しようという大きな願い。 天台宗の大勧進とともに、長野の善光寺を管理する浄土宗の尼寺。