こう‐ぶん【行文】
文章のつづりぐあい。文章の書き進め方。「—に気をつかう」「—流麗」
こうやくねり【膏薬煉】
狂言。各流。鎌倉と上方の膏薬練り(薬屋)が膏薬の効能比べをするが、勝負がつかず、双方の鼻の頭に薬をつけて吸い比べをして上方が勝つ。
ごう‐やく【合薬】
1 いくつかの薬剤を調合すること。また、その薬。あわせぐすり。 2 火薬。
こうもく‐てん【広目天】
《(梵)Virūpākṣaの訳。音写は毘留羅叉・毘婁博叉》四天王の一。十六善神の一。西方にあって仏法を守護する。悪人を罰して仏心を起こさせることをつかさどる。像はふつう、甲冑(かっちゅう)をつけ...
虚空(こくう)を掴(つか)・む
何かをつかもうとしても何もなく、手を上にあげて指をかたくにぎりしめる。ひどく苦しみもがくようすをいう。「—・んで倒れる」
こく‐げき【轂撃】
《車の轂(こしき)と轂とがぶつかり合う意》車馬の通行がきわめて多いこと。人が多く、こみあうこと。「肩摩(けんま)—の光景」〈花袋・蒲団〉
こう‐は【硬派】
1 自分たちの意見や主義を強く主張し押し通そうとする一派。強硬派。「—の意見に押される」⇔軟派。 2 新聞・雑誌などで、文芸や芸能関係の記事に対して、政治・経済関係の記事。また、その記者。さらに...
こころ‐がけ【心掛け/心懸け】
1 ふだんの心の持ち方。「—がよくない」「ふだんの—しだいである」 2 たしなみ。心得。「有っても一向—のございません僕なんざ、…つい気がつかないで了います」〈鏡花・婦系図〉 [用法]心がけ・心...
こころ‐あやまり【心誤り】
1 思い違い。考え違い。心得違い。「—やしたりけむ、親王(みこ)たちのつかひ給ひける人をあひ言へりけり」〈伊勢・一〇三〉 2 正常な心を失うこと。乱心。「時々—して、人に疎まれぬべきことなむうち...
こころ‐の‐そら【心の空】
1 心を空にたとえていう語。心の中。「世をいとふ—の広ければ入る事もなき月も澄みなん」〈拾玉集・一〉 2 うわのそらになって何も手につかないこと。「さして行く山の端(は)もみなかきくもり—に消え...