こ【来】
動詞「く(来)」の命令形。平安時代までは「よ」をつけない形で用いられた。→来(く)る「この寮(つかさ)に詣(まう)で—」〈竹取〉
こう【拘】
[常用漢字] [音]コウ(慣) [訓]とらえる かかわる 1 つかまえて自由を奪う。とらえる。「拘禁・拘束・拘置・拘留」 2 かかわる。こだわる。「拘泥」 3 まっすぐ伸びない。「拘縮・拘攣(こ...
こい‐の‐やつこ【恋の奴】
《思いのままにならない恋を擬人化して》恋というやつ。恋のやつめ。「家にある櫃(ひつ)に鏁(かぎ)さし蔵(をさ)めてし—がつかみかかりて」〈万・三八一六〉
こう【厚】
[音]コウ(漢) [訓]あつい [学習漢字]5年 〈コウ〉 1 ぶあつい。「厚薄/肥厚」 2 ゆたか。ゆたかにする。「厚生/重厚・濃厚」 3 心づかいがねんごろ。てあつい。「厚意・厚遇・厚情/...
けんろう‐じしん【堅牢地神】
大地をつかさどる神。万物を支えて堅牢であるところからいう。地天(じてん)。「喚(をめ)き叫ぶ声梵天までも聞え、—も驚くらんとぞ覚えける」〈平家・一〉
こう‐い【更衣】
1 衣服を着替えること。ころもがえ。「—室」 2 平安時代、女御(にょうご)に次ぐ後宮の女官。天皇の衣替えをつかさどる役であったが、のち、寝所に奉仕するようになった。「女御—あまたさぶらひ給ひけ...
こう【梗】
[常用漢字] [音]コウ(カウ)(漢) キョウ(キャウ)(呉) 1 しんの堅い枝。「花梗」 2 つかえてふさがる。「梗塞(こうそく)」 3 骨組み。「梗概」 [難読]桔梗(ききょう)
子(こ)故(ゆえ)の闇(やみ)
親が子を思うあまりに、思慮・分別がつかなくなることのたとえ。
けんま‐こくげき【肩摩轂撃】
《「戦国策」斉策から。「轂撃」は車の轂(こしき)と轂とがぶつかり合う意》人や車の往来が激しいこと。混雑していること。「往来の繁雑、—」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
こう‐かき【紺掻き】
《「こんかき」の音変化》染物屋。こんや。こうや。「是は年ごろ義朝の不便(ふびん)にして召しつかはれける—の男(をのこ)」〈平家・一二〉