つけ‐げいき【付(け)景気】
実際はそうでないのに、景気がいいように見せかけること。から景気。「—の言葉が段々出なくなって来た」〈漱石・行人〉
つけ‐げんき【付(け)元気】
実際はそうでないのに、いかにも元気らしく振る舞うこと。から元気。「仮令一時の—にもせよ」〈里見弴・安城家の兄弟〉
つけ‐こ【付(け)子】
鳴き声のよいウグイス・ホオジロなどのそばに同類の鳥をつけ、その音色(ねいろ)を習わせること。また、そのつけておく鳥。音付(ねつけ)。
つけ‐こみ【付(け)込み】
1 つけこむこと。相手の油断をつくこと。 2 「付け込み帳」の略。 3 座敷などを予約すること。「—にまはる太鼓持ち」〈洒・北華通情〉
つけこみ‐ちょう【付(け)込み帳】
仕訳(しわけ)しないで、種々の事項をその発生順に記入しておく帳簿。当座帳。
つけ‐こ・む【付(け)込む】
[動マ五(四)] 1 相手の弱点やすきに乗じて事を行う。機会を抜け目なく利用して自分が有利になるようにする。つけいる。「人の弱みに—・む」 2 帳面などに仕訳(しわけ)をしないで事項を順々に記入...
つけ‐こ・む【漬(け)込む】
[動マ五(四)]野菜などを漬物にする。また、よくつかるようにする。「大根を—・む」
つけ‐ごえ【付(け)声】
1 他の人の声に合わせて、言ったり歌ったりすること。また、その声。つけこわいろ。 2 本人のそばにいて、その人の代わりに声を出すこと。「声をかしげなれば、妓夫(ぎふ)に—させ」〈浮・一代女・六〉
つけ‐さげ【付(け)下げ】
和服で、袖・身頃(みごろ)・衽(おくみ)・襟などの模様が全部上向きになるように配置されているもの。訪問着がわりに着用できる。
つけ‐ざかな【漬(け)魚】
生魚の切り身を酒粕・味噌などに漬けた食品。焼いて食べる。つけうお。