つま‐の‐みこと【夫の命/妻の命】
夫婦などが、互いに相手を敬って呼ぶ語。「はしきよし—も明け来れば門に寄り立ち」〈万・三九六二〉
つま‐はじき【爪弾き】
[名](スル) 1 人さし指や中指を親指の腹に当て、強くはじくこと。嫌悪・軽蔑・非難などの気持ちを表すしぐさ。 2 ある人を忌みきらって排斥すること。「同僚から—される」
つま‐はずれ【褄外れ/爪外れ】
着物の褄のさばき方。転じて、身のこなし。「しとやかな—で、膝(ひざ)をついた」〈野上・迷路〉
つまびら‐か【詳らか/審らか】
[形動][文][ナリ]《「つばひらか」の音変化。古くは「つまひらか」》くわしいさま。物事の細かいところまではっきりしているさま。「—な事情」「内容を—にする」
つま‐びき【爪弾き】
[名](スル)弦楽器を指先ではじいて鳴らすこと。つめびき。「三味線を—する」
つま‐び・く【爪弾く/爪引く】
[動カ五(四)] 1 弦楽器を指先ではじいて鳴らす。「ギターを—・く」 2 弓の弦を指先ではじく。「梓弓—・く夜音の遠音にも」〈万・五三一〉
つま‐びさし【妻庇/妻廂】
建物の妻側につけた庇。
つま‐べに【爪紅】
1 女性の化粧で、指の爪に紅を塗ること。また、それに用いる紅。マニキュア。ペディキュア。 2 ホウセンカの別名。つまくれない。
つまべに‐ちょう【褄紅蝶】
シロチョウ科のチョウ。翅(はね)は開張約10センチで白色、前翅の端に黒褐色に縁どられた橙紅色の紋がある。九州南端から南に分布。
つまま◦れる【摘まれる/撮まれる/抓まれる】
[連語]《動詞「つまむ」の未然形+受身の助動詞「れる」》「摘む4」に同じ。「狐(きつね)に—◦れる」