あつ・む【集む】
[動マ下二]「あつめる」の文語形。
いい‐あつ・む【言ひ集む】
[動マ下二]語ったことや詠んだ歌などを、書き集める。「かく世の例(たとひ)に—・めたる昔語りどもにも」〈源・若菜下〉
いね‐つ・む【稲積む】
[動マ四]《動詞「い(寝)ぬ」(下二)の連用形「いね」に掛けて、正月に用いる忌み詞》寝る。《季 新年》⇔稲挙ぐ。「ちゃうど元日を待つ心地…、ちっとの間—・まう」〈浄・妹背山〉
おし‐つつ・む【押(し)包む】
[動マ五(四)] 1 すっかり包み込む。「夜の闇が—・む」 2 強いて隠す。押し隠す。「胸中の苦しみを—・む」
お‐つむ【御頭】
《もと女房詞「おつむり」の略》頭。主として幼児に対して用いる。
オブラートに包(つつ)・む
相手を直接的に刺激するような表現を避け、遠回しな言い方をする。「—・んで発言する」
おもい‐あつ・む【思ひ集む】
[動マ下二]あれこれと考える。さまざまなことを思う。「さまざまに—・むる事し多かれば」〈源・宿木〉
おもい‐つつ・む【思ひ包む】
[動マ四]心の内が表にもれないようにする。つつしむ。「色に出でてはえあらず—・むことありて」〈宇津保・内侍督〉
かき‐つ・む【掻き集む】
[動マ下二]いろいろと寄せ集める。かき集める。「—・めて昔恋しき雪もよに」〈源・朝顔〉
かき‐つ・む【書き集む】
[動マ下二]書き集める。「年頃—・めさせ給ひける絵物語」〈栄花・衣の珠〉