爪(つめ)の垢(あか)を煎(せん)じて飲(の)・む
格段にすぐれた人の爪の垢を薬として飲んでその人にあやかるように心がける。「名人の—・めば少しは腕が上がるだろうに」
つめ‐の‐しろ【詰の城】
二の丸や三の丸に対して、本丸。また、出城(でじろ)に対して、根城(ねじろ)。つめのじょう。
つめ‐はくせん【爪白癬】
《医学では「そうはくせん」という》手足の爪の間に白癬菌が侵入して発症する皮膚真菌症。白癬に続いて起こることが多く、爪が白く濁り、厚くなり、ボロボロと崩れる。痛みやかゆみなどの自覚症状はないが、放...
つめば‐けい【爪羽鶏】
キジ目ツメバケイ科の鳥。カッコウ目とすることもある。全長約60センチで、全体に淡褐色。ひなの翼に爪があり、木に登るのに用いる。南アメリカ北部に生息。
つめ‐ばら【詰(め)腹】
1 本意でない責任をとらされること。強制的に辞職させられること。「部下の不始末で—を切らされる」 2 強いられて、やむをえず切腹すること。「急ぎ—切らするか」〈浄・嫗山姥〉
つめ‐ばん【爪判】
「爪印(つめいん)」に同じ。
つめ‐ばん【詰(め)番】
順をきめて出仕・宿直などの勤務に当たること。また、その人。
つめ‐ひらき【詰(め)開き】
1 かけひき。談判。「—の演説(せりふ)」〈魯文・安愚楽鍋〉 2 貴人の前から退出する際、左か右へからだを回して立つこと。〈貞丈雑記〉 3 出所進退。「息を継ぎて、礼義のべ、諸事の—見るさへ武士...
つめ‐ひら・く【詰め開く】
[動カ四] 1 談判する。かけひきをする。「こちの人が京からの帰りを待って—・かせ」〈浄・宵庚申〉 2 能楽で、声を短くつめたり長く伸ばしたりして調節する。「てにはの字にて—・きて謡(うた)ふべ...
つめ‐びき【爪弾き】
[名](スル)三味線などの弦楽器をつまびくこと。特に、小唄の三味線で、爪や撥(ばち)を使わないで指先で弾くこと。つまびき。