つれづれぐさ【徒然草】
鎌倉時代の随筆。2巻。吉田兼好著。元徳2〜元弘元年(1330〜1331)ごろ成立か。随想や見聞などを書きつづった全244段(一説では243段)からなる。無常観に基づく人生観・世相観・風雅思想など...
つれづれぐさしょう【徒然草抄】
江戸前期の注釈書。13巻。加藤盤斎著。寛文元年(1661)刊。兼好の伝記を巻頭に置き、徒然草の仏教思想を中心に評釈を加えたもの。盤斎抄。
つれづれぐさもんだんしょう【徒然草文段抄】
江戸前期の注釈書。7巻。北村季吟著。寛文7年(1667)刊。徒然草を244段に分け、注釈の旧説を取捨してのせ、自説を加えたもの。
つれ‐て【連れて】
[接]それとともに。それにしたがって。「車が大変普及し、—交通事故が増えた」 [連語]⇒につれて
つれ‐どうしん【連(れ)道心】
共に仏道に志すこと。また、その人々。
つれ‐な・い
[形][文]つれな・し[ク] 1 思いやりがない。薄情である。冷淡である。「—・い態度」「—・い仕打ち」 2 そしらぬふりをするさま。よそよそしい。「白露の上は—・く置きゐつつ萩の下葉の色をこそ...
つれなし‐がお【つれなし顔】
そしらぬ顔。平気なふり。「一日(ひとひ)は、—をなむ、めざましうと許し聞こえざりしを」〈源・若菜上〉
つれなし‐づく・る【つれなし作る】
[動ラ四]なにげないようすをする。平気なふりをする。「人や見ると涙は—・りて、」〈かげろふ・中〉
つれ‐びき【連(れ)弾き】
琴・三味線などを二人以上で一緒に弾き合わせること。連奏。
つれ‐びと【連(れ)人】
連れ立っている人。同伴者。連れ。