たか‐ゆか【高床】
高い柱を立ててその上に床を張った建物。日本では弥生時代の米倉、古墳時代の豪族の邸宅、出雲大社の本殿、奈良東大寺正倉院など。東南アジアからメラネシアにかけての住居では一般的。
たき‐の‐いと【滝の糸】
滝の水が筋をなして落ちるようすを、糸が垂れ下がるのに見立てていう語。滝の白糸。「流れくるもみち葉見れば唐錦—もて織れるなりけり」〈拾遺・冬〉
たおり【撓り】
山の稜線のくぼんで低くなっている所。鞍部。たわ。「高山の峰の—に射目(いめ)立ててしし待つごとく」〈万・三二七八〉
たか‐ばい【高這い】
尻を高く上げてはうこと。「あわてて—に這いのきながら」〈芥川・偸盗〉
たいわん【台湾】
中国の福建省と台湾海峡を隔てて南東にある島。台湾本島、澎湖(ポンフー)諸島その他の島々からなる。高山族が住むが明末清初から漢民族が来住、中国領となった。日清戦争後の1895年から日本領となり、1...
ダイパー‐ケーキ【diaper cake】
《diaperはおむつの意》紙おむつを丸めて束ね、デコレーションケーキのような形に仕立ててリボンや造花などで飾ったもの。出産祝いの贈り物にする。おむつケーキ。
だい‐まなこ【大眼】
額(ひたい)に目が一つだけある化け物。関東・東北では、2月8日・12月8日の夜に来るといってこの日のこと(事八日(ことようか))をもいい、目籠(めかご)を屋外に立てて追い払う行事をする。一つ目小僧。
たい‐るい【対塁】
[名](スル)敵と向かい合うようにとりでを築くこと。戦場で敵と対陣すること。また一般に、向かい合っていること。「饌を隔てて—して頻に杯の遣取を」〈鴎外・懇親会〉
たけ‐きり【竹切り/竹伐り】
1 刀剣の試し切り。また、刀剣の練習のために立ててある竹を切ること。 2 「竹切祭」の略。
たじょう‐いっぺん【打成一片】
1 禅宗で、一切の執着を捨てて座禅に専念し、対象と心とが平等一体になること。 2 他を顧みず、一つのことをつきつめていくこと。一心不乱。「儕(おのれ)が—にて主君の謀叛を止めたらば」〈浄・河内国姥火〉