くち‐まかせ【口任せ】
口から出るに任せてものを言うこと。出まかせ。「—のでたらめを言う」
くち‐は・てる【朽(ち)果てる】
[動タ下一][文]くちは・つ[タ下二] 1 すっかり腐ってもとの形をなくしてしまう。「—・てた山小屋」 2 世に知られないままに死んでしまう。「市井(しせい)の片隅に—・てる」
ぐ‐ち【愚痴/愚癡】
[名]言ってもしかたのないことを言って嘆くこと。「くどくど—を並べる」
[名・形動]《(梵)mohaの訳。痴・無明とも訳す》仏語。三毒の一。心性が愚かで、一切の道理にくらいこと。心の迷い。ま...
口(くち)を利(き)・く
1 ものを言う。話をする。「生意気な—・く」 2 仲を取り持つ。「なんとか先方に—・いてもらいたい」 3 口が達者である。「坂東武者は馬の上でこそ口はきき候ふとも」〈平家・一一〉 4 幅を利かす...
クシャダス【Kuşadası】
トルコ西部、エーゲ海に面する町。古代都市エフェソスの港として栄え、中世においてもジェノバやベネチアの商人の交易拠点となった。沖合に浮かぶギュウェルジン島には14世紀にジェノバ人が築いた要塞がある...
くず‐ゆ【葛湯】
葛粉に砂糖をまぜ、熱湯を注いでかきまぜた食べ物。《季 冬》「うすめても花の匂の—かな/水巴」
薬(くすり)にしたくもな・い
ほとんどない。全くない。薬にしたくてもない。「いたわりの心など—・い」
くす‐し【薬師】
《「くすりし」の音変化》医者。「—ふりはへて、屠蘇(とうそ)、白散(びゃくさん)、酒くはへてもてきたり」〈土佐〉
薬(くすり)降(ふ)る
薬日(くすりび)である陰暦5月5日の正午ごろに雨の降ることをいう。その雨水で医薬を製すると特に薬効があるとされた。《季 夏》「—空よとてもに金ならば/一茶」
薬(くすり)人(ひと)を殺(ころ)さず薬師(くすし)人(ひと)を殺(ころ)す
薬によって人が死んだとしても、その罪はそれを運用した人にある。物は使い方しだいで薬にもなれば毒にもなる。薬師は人を殺せど薬人を殺さず。