ゆゆし・い【由由しい/忌忌しい】
[形][文]ゆゆ・し[シク]《「ゆ」は神聖の意の「斎(ゆ)」と同語源》 1 程度がはなはだしい。また、重大である。容易ならない。「—・い事態」 2 神聖で恐れ多い。慎むべきである。「言はまくも—...
じゃ
[助動][じゃろ(じゃら)|(じゃっ・で)|じゃ|じゃ(じゃる)|○|○]《連語「である」の音変化形「であ」がさらに音変化したもの》体言、活用語の連体形、準体助詞「の」などに付く。 1 断定の意...
し‐ほっかい【四法界】
仏語。華厳宗で、全宇宙を現象と本体とからみて4種に類別したもの。事としての差別的現象界である事法界、理としての平等の本体界である理法界、現象界と本体界は一体不二であるとする理事無碍(むげ)法界、...
うも・れる【埋もれる】
[動ラ下一][文]うも・る[ラ下二]《平安時代以降「むもる」と表記されることが多い》 1 砂や土などに覆われて見えなくなる。埋没する。うずもれる。「雪に—・れた家」 2 才能・真価・業績などが、...
いち‐み【一味】
[名](スル) 1 同じ目的をもって寄り集まった仲間。同志。また、そのような仲間に加わること。現代では、主に悪事を企てる場合に用いる。「—に加わる」「陰謀に—する」「盗賊—」 2 一つの味。また...
ねん‐な・し【念無し】
[形ク] 1 無念である。残念である。「覚範一の矢を射損じて、—・く思ひなして」〈義経記・五〉 2 容易である。たやすい。「夜昼三日が間に、—・く掘り崩してけり」〈太平記・七〉 3 予想外である...
さる◦べし【然るべし】
[連語]《動詞「さり」の連体形+推量の助動詞「べし」》 1 ふさわしい。相応である。「—◦べき折もなくて、思ひありくほどに」〈落窪・一〉 2 そうなるのが当然である。そうなる運命である。「—◦べ...
むずかし・い【難しい】
[形][文]むづか・し[シク]《「むずかる(むつかる)」と同語源。「むつかしい」とも》 1 理解や習得がしにくい。複雑でわかりにくい。難解である。「説明が—・い」「—・い文章」⇔易しい。 2 解...
とうと・い【尊い/貴い】
[形][文]たふと・し[ク] 1 崇高で近寄りがたい。神聖である。また、高貴である。たっとい。「—・い神仏」「神(かむ)さびて高く—・き駿河なる富士の高嶺を」〈万・三一七〉 2 きわめて価値が高...
かん‐い【換位】
論理学で、定言的判断の変形による直接推理の一。ある判断から、主語を述語に、述語を主語として、新しい判断を導き出す推理。「ある男性は水泳選手である」から「ある水泳選手は男性である」を導いたり(単純...