そうしゅう‐そう【掃愁帚】
《うれいを掃(はら)う帚(ほうき)の意》酒の異称。→酒は憂いの玉箒「東坡は洒落(しゃれ)て—とし、梵(ぼ)さまは呼びかへて般若湯(はんにゃとう)といへり」〈読・胡蝶物語・前〉
そう‐して【然うして】
[副]前に述べた方法・手段によるさま。「—切るとうまくいく」「—食べるとおいしい魚だ」
[接] 1 前述の事柄を受け、それに継続して、あるいはその結果生じる事柄を導く。そして。「朝、六時に起...
そうしゅう‐もの【相州物】
相模国の刀工の一派が鍛えた刀。鎌倉時代、鎌倉在住の新藤五(しんとうご)国光に始まり、その弟子岡崎正宗が大成。室町後期には中心が小田原に移り、末(すえ)相州物・小田原相州などと称された。
そうぜんじばば‐の‐あだうち【崇禅寺馬場の仇討】
正徳5年(1715)崇禅寺門前で、遠城治左衛門・安藤喜八郎兄弟が末弟宗左衛門の敵(かたき)生田伝八郎を討とうとして返り討ちにあった事件。浄瑠璃の題材となった。
そう‐しょうそくしどうみゃく【総掌側指動脈】
手のひらにある動脈の一つ。浅掌動脈弓から起こり、中手骨の間を通って、指の付け根で2つに分かれ、人差し指の尺側(小指側)の側面および中指・薬指・小指の固有掌側指動脈になる。 [補説]親指の両側およ...
ぞうじょう‐えん【増上縁】
仏語。 1 他のものが果として生じるときの間接的原因と、生じることを妨げないすべてのもの。因縁・等無間縁(とうむけんえん)・所縁縁(しょえんねん)とともに四縁の一。 2 浄土教で、三縁の一。名号...
そうき‐るい【総鰭類】
古生代デボン紀中期に現れた硬骨魚類の一群。頭蓋骨(とうがいこつ)が前後二つの部分から構成されることが特徴。現生種にシーラカンスがある。
そう‐ろく【総録/惣録】
江戸時代、検校(けんぎょう)・勾当(こうとう)の上にあり、盲人を統轄した官。
せんまい‐どうぐ【千枚道具】
折紙千枚の骨董(こっとう)価値がある道具。刀剣の場合折紙1枚は1両に相当する。千枚物。「此の無疵(きづ)—なり」〈浮・諸艶大鑑・四〉
せん‐もん【泉門】
1 新生児の頭蓋(とうがい)の骨の境目で、骨化がまだ進んでいない結合組織膜の部分。左右の前頭骨と左右の頭頂骨とに挟まれた菱形のものを大泉門、左右の頭頂骨と後頭骨との間の三角形のものを小泉門という...