とう‐とう【到頭】
[副]《「とうどう」とも》物事が最終的にそうなるさま。ついに。結局。「真相は—わからなかった」「—やりとげたぞ」 →終(つい)に[用法]
とうとすんだい【東都駿台】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品の一。神田駿河台の高台から眺める富士山を描いたもの。とうとするがだい。
とうとう‐たらり
能の「翁(おきな)」の冒頭に唱える言葉。語義未詳。流派によって「どうどうたらり」「どうとうたらり」などという。
とう‐とつ【唐突】
[名・形動]だしぬけであること。また、そのさま。突然。不意。「—の感は免れない」「—な発言」 [派生]とうとつさ[名]
とう‐の‐べん【頭弁】
弁官で、蔵人頭(くろうどのとう)を兼ねた人。
とう‐の‐はい【答の拝】
⇒とうはい(答拝)
とう‐の‐ちゅうじょう【頭中将】
近衛中将で、蔵人頭(くろうどのとう)を兼ねた人。 源氏物語の登場人物。左大臣の長男。雲井の雁・柏木・玉鬘(たまかずら)などの父。光源氏と親友で、太政大臣に至る。
とう‐ぶつ【唐物】
中国、その他の諸外国から渡来した品物。舶来品。からもの。とうもつ。
とうべき‐せい【等冪性】
⇒冪等(べきとう)性
とう‐と
[副]《「とうど」とも》 1 物の状態などが、安定しているさま。しっかりと。ちゃんと。「波風—静まって」〈狂言記・那須与一〉 2 ゆったりと。ゆるりと。「まづ—居さしめ」〈虎明狂・磁石〉