と‐そ【屠蘇】
1 「屠蘇散」の略。 2 屠蘇散を浸したみりんや酒。延命長寿を祝って年頭に飲む。また、年頭に飲む祝い酒。「—を祝う」《季 新年》「甘からぬ—や旅なる酔心地/漱石」
と‐ぞ
[連語]《格助詞「と」+係助詞「ぞ」。古くは「とそ」とも》 1 文中に用いて、「と」の受ける叙述を強調する意を表す。「人もとぶらひつきぬれば、又はとふべき人もなし—、心のうちにおぼゆる」〈かげろ...
と‐そう【斗筲】
《1斗を入れる枡(ます)と、1斗2升を入れる竹器の意》 1 度量のせまいこと。器量の小さいこと。としょう。「道義の儒は悉く下僚に沈み、—の輩独り志を得て顕要に上り」〈東海散士・佳人之奇遇〉 2 ...
と‐そう【抖擻/斗藪】
[名](スル)《(梵)dhūtaの訳。音字は頭陀》仏語。 1 衣食住に対する欲望をはらいのけ、身心を清浄にすること。また、その修行。とすう。 2 雑念をはらって心を一つに集めること。「いよいよ精...
と‐そう【塗装】
[名](スル)保護・装飾のため、材料の表面に、ペンキ・ニスなどを塗ったり吹きつけたりすること。「板塀を—する」
とそう‐の‐ひと【斗筲の人】
《「論語」子路から》度量の小さいつまらない人物。小人物。
とそえんめい‐さん【屠蘇延命散】
⇒屠蘇散
とそ‐きげん【屠蘇機嫌】
正月の、屠蘇を飲んでちょっと酔った、よい気持ち。
とそ‐さん【屠蘇散】
元旦に服用する延命長寿の漢方薬。山椒(さんしょう)・防風・白朮(びゃくじゅつ)・桔梗(ききょう)・桂皮などを砕いて調合したもの。屠蘇延命散。延命屠蘇散。→屠蘇
とそ‐しゅ【屠蘇酒】
「屠蘇2」に同じ。